取材日誌

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〈愛知〉

2020.03.27

海部郡大治町の立松建設さんをご訪問

愛知県海部郡大治町の立松建設株式会社さんをご訪問しました。

大変お忙しいところ、快く取材に応じて頂きましたのは代表の立松社長様です。

「笑顔の絶えない家づくり」

立松建設さんは「笑顔の絶えない家づくり」をモットーに、愛知県海部郡を中心に活動されていらっしゃいます。

立松建設・家づくりの特徴

創業は明治28年というお話なので、123年に渡って「本当に住みやすい家」を追求していらっしゃるそうです。歴史の重みを感じますね。

そんな立松建設さんでは、家づくりの呼称を「シルクハウス」と名付けていらっしゃいます。

お名前の絹久と「絹のように滑らかで丈夫」という意味から命名されたとか。

シルクハウスの4つの特徴をご紹介します。

1.夏涼しくて冬暖かい家(WB工法)
2.地震に強い家(全棟構造計算を施すSE構法)
3.時代や家族に合わせて間取りが変化できる家(SE構法ならではの大スパン)
4.メンテナンス要らずの家(高耐久の屋根材、壁材、シームレスアルミ樋などを採用)

「地震に強く、通気性の高い家は長持ちする」

「長持ちするからこそ、ライフスタイルの変化に合わせて間取りの変更が容易でなければならない」

「安かろう悪かろうでは、早ければ10年後にそのツケが回ってくる、最初から高耐久製品を使う方がトータルコストを抑えられる」と立松社長は語ります。

「工業製品のようにスクラップアンドビルドを繰り返すのではなく、家は二代、三代と、次世代に受け継がれていくもの」と立松社長。

立松建設さんでは全棟長期優良住宅仕様だそうです。

職人の育成

立松建設さんで働く大工さんはすべて社員大工さんだそうです。20代の若い大工さんから大ベテランまで年代層は幅広いそうです。

たまたま取材中にお見掛けした棟梁は70代とか、立松社長が1歳の時から立松建設さんで働いていらっしゃるそうです。

大工さんが棟梁になるまで、その育成には相応の年数が必要だと思います。

「お施主様の家を守っていく為にも我々は存続し続けなければならない」重みのある言葉だと思います。

棟梁が現場監督

分業化が進んだ建築業界において「棟梁が現場監督も兼ねる」というのは珍しい事だと思いましたので、お話を聞いてみました。

「昔の、いわゆる一人親方と同じ考え方、それが大工の原点」と立松社長。

一人親方の場合、お施主様との打ち合わせから施工まですべて一人で請け負います。

棟梁は施工に専念し、お施主様との打ち合わせ等は現場監督が行うというスタイルが多いと思いますが、立松建設さんでは昔からこのスタイルだそうです。

「お施主様と棟梁が直接打合せする事で得られるメリット、お施主様の目線で仕事ができるメリットは大きい」と立松社長は語ります。

お施主様と一緒に作り上げる

立松建設さんでは、お施主様と大工さんが一緒になって造作を作り上げていくそうです。

「ここに棚が欲しい」「ここに収納があったら便利」と、建物が形になるにつれて具体的なアイディアが浮かぶもの。

予め造作の材料も用意されているそうなので、皆さん思い思いに大工さんと作り上げるそうです。

残念ながら、ここでお時間になってしまいました。続きはまたの機会にお聞かせください。

お忙しい中、快く取材に応じて頂いた立松社長様、その他スタッフの方々に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。