取材日誌

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〈埼玉〉

2020.03.25

狭山の株式会社アップルホームさんをご訪問

埼玉県狭山市の株式会社アップルホームさんをご訪問させて頂きました。

お忙しいところ取材に応じて頂きましたのは営業課長の園田孝様です。

「家は命を守る」

「医者は病気になった人を治す、工務店は病気にならない家を作ることが仕事」と園田課長は語ります。

大自然を愛し、休日はスタンドアップパドルボーディング(SUP)に勤しむ園田課長の健康住宅への想いは全くブレがありません。

シックハウス症候群やヒートショックなど、一番安全であるべき家の中で起こる様々な問題に真っ向から取り組まれています。

体感型展示場

取材当日は初夏の陽射しが強く、外を歩いているだけで軽く汗ばむ程度でしたが、26℃に設定された狭山中央展示場の中は快適です。

展示場内は実際に体感できるよう様々な工夫がされています。

とつぜん園田課長から枕を手渡され「床に寝てみて下さい」と促されました。

無垢材の吸湿性によって接触面が結露しにくいのです、梅雨間近のこれからの季節は特に重要なポイントとなりますね。

無垢フローリング床の表面は想像していたよりも心地良く、思わず仕事を忘れそうになりました。

全館空調で温度が一定に保たれているので、冬場も冷たくないそうです。

断熱のすすめトップページ > 人と住まいの健康のために > 4. 建物は健康ですか?

外断熱でゆとりの空間を実現

アップルホームさんは小屋裏と床下を収納スペースとして活用されています。

和室を見学させて頂いていると、とつぜん床下空間への扉が開かれました。タネは明かせませんが粋なサプライズでした。

床下は湿度も50%前後に保たれていて、部屋間の温度差はまったく感じられません。

温度差と結露に着目

「健康住宅」を実現するための要素は2つだそうです。

それは「温度差をなくす」ことと「結露をなくす」こと。

そのために研究を重ね、最適な断熱工法、断熱材、窓、換気設備などあらゆる部材を選定されています。

「人と同じ機能を家に持たせる」

健康住宅を立ち上げたときにある先生に教えられたそうです。

「人は全熱交換をしています」

鼻呼吸をするときに粘膜が体に取り入れる空気の温度と湿度をコントロールしています。

風邪を引いて鼻が詰まると口呼吸となり、湿度コントロールが効かなくなるために喉が痛むなどの症状が出るのです。だからマスクをして湿度を保つようにするのです。

「家も同じです」

冬場冷たい外気温が家に入らないように、また室内の湿度が外の湿度に影響されないようにするために、全熱交換換気を使用しています。

そのような取組みの成果はお客様の満足度に現れています。

OBのお客様感謝イベントでのアンケートには、アトピーやぜんそくが改善されたなどの健康増進に関する感謝の声が集まっています。

良質な国産材を低価格で提供

アップルホームさんは、地元の西川材を始めとする国産材を採用されています。

製材加工、森林組合など複数の関連業者と連携することでスケールメリットが得られ、品質の安定とコストダウンを実現されています。

見学バスツアーを行うなど、国産材の啓蒙に精力的に取り組まれています。

断熱施工中の施工現場

取材当日はちょうど断熱施工中でしたので、施工現場を見学させて頂きました。

遠目からもネオマフォームのピンク色が目立ちます。

現場内は整頓され、八寸角の大黒柱はとても迫力がありました。

気密テープがビシッと貼られている様子を拝見すると感動します。目地のシーリングも美しかったです。

お忙しい中、お時間を割いて頂いた園田課長を始め、現場をご案内して頂いた瀬川棟梁、その他スタッフの方々に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。