
〈埼玉〉
2020.03.25
秩父の高橋建築株式会社さんをご訪問
NLCご紹介の第一弾は、数多の企業や大学などの研究機関も勉強に訪れるという、秩父の高橋建築さんです。
欧州では何世代も住み継がれている家が多いことに着目
代表の高橋社長は、学生時代に単身でヨーロッパを放浪し、数多くの建築物を見て回られた経験があるそうです。
特に、新しい家よりも何世代も住み継がれる家が多い事に驚き、メンテナンスや改築の重要性に気が付いたそうです。
高橋社長の提唱する「住み心地を重視する暖かい家造り」の原点は、そんな学生時代の経験が色濃く反映されているようです。
ご近所の神社の普請にご先祖が関わったとされる記録があるなど、代々建築に携わり小鹿野地域に貢献しておられます。
寒暖差が大きいという地域特性
お隣の熊谷市は夏暑いことで有名ですが(※1)実は5月の最高気温は秩父市が37.2度(※2)で全国トップなんだそうです。
※1(2007年8月16日に歴代2位となる40.9度を記録)
※2(1993年5月13日に記録)
私たちが現場にお邪魔した10月半ばでは、16時過ぎにはすでに日が落ちていました。
周囲を山に囲まれた地域なので山影に入ってしまうそうです。
冬の最低気温は-10℃に達することもあり、寒暖の差が非常に大きいという地域性があるようですね。
そういった環境の影響を受け、暖かい家づくりの為に熱心に研究を続け、高断熱・高気密に取り組まれています。
取材で訪れた施工現場の床に図面を書いてアイディアを説明されるなど、常に研究に余念がないご様子。今後も目が離せない注目の工務店さんです。
お忙しい中お時間を割いて頂きありがとうございました。