取材日誌

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〈旭川〉

2020.03.27

ネオマフォーム壁150㎜・屋根200㎜採用のジョイフルホームさんの高断熱住宅

前回ジョイフルホームさんを取材させていただいた時に「次世代型の高断熱住宅を建てる」とお話しを聞いておりましたが、今回、お施主様にお住いの感想を取材させて頂けることになりました。

今年の旭川市は例年になく雪が多いそうで、お施主様のお話でも「広い通りに面しているので除雪車が入るので楽だ」との事ですが、目の前の通りは除雪した雪の影響で片側一車線になっています。

除雪車が通っていないと思われる中通りには相当な雪が積もっていました。

エアコン暖房で快適な住まい

こちらのお住まいは一階と二階それぞれにエアコンが一基ずつ設置されているそうですが、私たちが訪れた時は一階のエアコン(20℃設定)のみ※で全館の暖房を賄っていらっしゃいました。(※入居時に試運転したのみで、現在二階のエアコンは稼働していないとの事)

子育てなどの将来を考えてパネルヒーターも設置しないとの事。訪れたお友達がエアコン暖房のみという事実に驚くそうです。

春が近いとは言え周囲には雪が沢山残っています。

さぞかしエアコンがフル稼働かとご想像される方もいらっしゃると思いますが、取材中は時折セーブモードに入るなど間欠運転をしていました。

ちなみに、「外は雪景色でも、部屋の中は暖房で暖かく、半そでに短パンでアイスクリームを食べる」と北海道の方達の暮らしぶりを表現される方もいらっしゃますが、現在では省エネ意識が高く、ランニングコストについて気にされるお施主様が多いとの事。

こちらのお施主様は2LDKのお住まいから現在の一戸建てに移られ、以前の冬の暖房ひと月分の灯油代が現在のオール電化の電気代とほぼ同等だと仰っていました。炊事やお風呂のガス代は別なのでかなりお得感がありますね。

家全体をネオマフォームですっぽりと覆い、外皮平均熱貫流率UA値0.17W/㎡Kを実現

標準仕様※よりも厚いネオマフォームで家全体をすっぽりと覆い、壁は外100㎜・内50mmのネオマフォームW断熱です。

また、屋根は200㎜・床下100mmと上下ともに高断熱仕様です。

冬の寒さが厳しい事で知られている北海道ですが、夏の気温も意外と高く、昨年2017年の7月には11日連続真夏日となるなど23年ぶりに記録を更新したそうです。夏の遮熱対策も重要ですね。

窓にはトリプルサッシを採用されていて、結露もなく大変快適でした。

【 断熱のすすめ 】→ 熱の仕組みと結露の仕組み

基準が厳しい北海道でも、外皮平均熱貫流率UA値0.17W/㎡Kは驚異的な数字です。

これがエアコン暖房が間欠運転になる秘訣ですね。

【 断熱のすすめ 】→ neoma断熱材Q&A「外皮平均熱貫流率(UA値)とは何ですか?」

※ジョイフルホームさんの断熱材標準仕様は、北海道の断熱材標準レベルを上回るネオマフォーム60mmです。

購入の決め手は断熱性能

ご夫妻で総合住宅展示場に出かけては、大手ハウスメーカーなど数社のモデルハウスも見学されたそうですが、これといった決め手もなく迷っていたそうです。

地元のフリーペーパーでジョイフルホームさんの記事を見つけて、別のモデルハウスを訪れたのが昨年の10月末の事。

プラン的にも予算的にも、ご夫妻はそのモデルハウスを大変気に入ったそうですが、担当者から「せっかくの機会なので見てきたらどうか?」と勧められて、現在のお住まいとの運命の出会いがあったそうです。

気象庁のデーターによると、旭川市の10月の平均気温は最高が14℃で最低が4℃となっています。(11月は10℃と-2℃)

その時の感想を「部屋に入った時の体感温度が全然違った」と仰っていましたので、ある程度の寒さだったことが伺えます。

一棟目のモデルハウスとは仕様が異なり、オール電化+次世代型高断熱仕様なので、価格的には割高だったそうですが、「冬は寒いから、どうせなら断熱性能が高い方が良い」と購入を決められたそうです。

ご夫妻もご満足頂けていらっしゃるご様子でした。

お忙しい中、お時間を割いて頂いたお施主様、現場をご案内して頂いた山富様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。